悪天候続きの時は、天候に左右されない野菜を選ぶと良い!(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)

河谷彰子タイトル82

今年の秋は天候の影響で野菜の価格が随分と高く、しかも品薄でしたね。我が家1
の近くのスーパーでは普段は国産の人参が販売されている場所にニュージーランド産の人参が置いてありました。農家の方々は大変だろうなと心配しています。その反面、野菜に何を選ベば良いか困りますよね。
農水省は大根・人参・ほうれん草・キュウリ・ピーマン・ジャガイモは10月後半まで高いだろうと話していますので、それまでの間、何とかしのぎましょう。

 

スプラウト色々

スプラウト、つまりもやし。最近ではスプラウトという言葉も浸透してきました。1
商品によっては、発芽野菜・新芽野菜と表記されている物もありますが、これらの野菜は1週間から10日で出荷でき、さらに室内の工場で作られている物が多いため、価格変動がほとんどありません。今まさに心強い食材と言えます。
スプラウトには、穀類・豆類・野菜と色々な種類がありますが、それらの種を人為的に発芽させた新芽です。下記の表以外にも、蕎麦・ケール・ひまわり・ラディッシュ・オニオン・クローバー・レンズマメのスプラウトもあるそうです。それぞれ味に違いがあるため、食べ比べるのも楽しそうですね。
1

スプラウトの中には、緑黄色野菜が結構多い。

1日に必要な野菜量は350g以上であり、その1/3が緑黄色野菜である事が、1日1
の野菜の目安量です。野菜を食べる量が少ない時は、緑黄色野菜を積極的に食べると良いです。緑黄色野菜はβ-カロテンが600µg/100g含まれている野菜です。つまり、スプラウトの中では、かいわれ大根・豆苗・ブロッコリースプラウト・ロケットサラダ・空心菜の新芽・レッドキャベツスプラウト・マスタードスプラウト・クレススプラウトが緑黄色野菜と言えます。
1
サラダ・汁物の具・炒め物・和え物…色々な料理に試してみてはいかがでしょう。

 


◆執筆者:河谷彰子氏

管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ  アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師

日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。

URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm