料理を楽しんでいますか?(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)

河谷彰子タイトル56

『料理するの?』『料理上手いの?』『何が得意料理?』とよく質問されます。1
私は『生きるために料理しますよ。上手かどうかは分かりませんが…』『得意料理…何でも作りますよ。』と答えます。
『料理のレパートリーが少なくて、毎日同じような料理になってしまう。』というご相談をよく受けます。
自炊をしている独身アスリートが『食事が楽しくない…』と呟いた時、“これはいかん!何とかしなければ!”と焦った事があります。
“この食材は、こう食べるもの!”という固定概念が料理の幅を狭めてしまっているのではないかと感じるのですが、皆さんは毎日の食事・料理をどのように楽しんでいますか?

料理は、食材の加熱方法・味付けの組み合わせ。

食べられる物を組み合わせているのですから、完成した料理は“美味しいかどうかは別として食べられる物ができている。”と気軽な気持ちで色々な料理にチャレンジしてみると、料理の幅は広がるのではないでしょうか。

今日は何にしようかな?と考える時、私は和洋1
中、又は韓国料理・タイ料理?等と考えます。
又はスーパーに行った時に安い食材を見つけて、どのように料理するかを考えます。
家にどんな食材が残っていたかを思い出し、なるべく簡単に作る事が出来る方法を考えます。
今日は火を使いたくないな~という日は、冷凍ご飯を解凍して刺身・漬け丼にサラダかな~等とも考えます。

野菜料理の場合は、旨味として何をだしに使うか?とも考えます。和風なら鰹節・椎茸・昆布、洋風なら・・・とだし汁を使う事もあれば、食材を組み合わせて旨味を効かせます。
旨味は1つよりも組み合わせると相乗効果がありますよ。こちらのコラムもご覧ください。

https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/1483/

外食から・ネットから作り方を探る。

基本的に母から子へ・祖母から孫へと料理の基本は受け継がれていきますが、1
外食やネットもレパートリーを増やす便利な情報源です。
外食で美味しい料理に出会った時、どのように作るのかな?調味料は?等と考えます。時には、お店の方に質問する事もあります。そしてインターネットでレシピ情報をいくつか収集して、自宅で簡単に作るには?と考えます。

道の駅のような地元食材を販売している所は、私にとってワクワクが止まらない1
場所です。見慣れない食材を見つけて、どうやって食べたら良いのだろう?生産者の方を見かけると、思わず声をかけてしまいます。
カボチャの仲間だけでも、栗南瓜・えびす南瓜・坊ちゃんカボチャ・プッチィーニ・そうめんカボチャ・バターナッツカボチャ・コリンキー・・・色々ありますね。

想像していた味と違うな~・予想以上に美味しい!等と一喜一憂するのも、また1
楽しいものです。

お客様をもてなす時・プレゼントをする時は、見た目にも工夫をしたいなと、彩りや形を普段よりもひと手間かける事もあります。全てが新しいチャレンジだと不安があるので、作ったことがある料理にアレンジを加えるようにしています。

調理の簡単なポイントは経験的にわかってくる。

今が旬のサンマは、どのように食べますか?1
   塩焼き・蒲焼・生姜煮・トマト煮・炊き込みご飯・つみれ汁・パスタの具・刺身…

どんな食べ方をしても、不正解はないのですが、料理するようになると、臭みを抑えるために…脂を落とすために…相性が良い食材の組み合わせは…等、色々な工夫を考えられるようになります。

食事は生きるための栄養素をとる行動ではありますが、食欲という欲求を満たす行動でもあります。
美味しかった~という感情と共に、作る楽しみ・考える楽しさも味わって欲しいなと思います。

 


◆執筆者:河谷彰子氏

管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ  アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師

日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。

URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

コメントは受け付けていません。