餅料理色々

   


 私が幼い頃は、個別包装になった切り餅はなかったです。(多分…)
 そして、私が住んでいる関東のスーパーで、丸餅を見かけるようになったのは、ここ10年です。
 幼い頃、お餅と言えば、知人のお宅で年末に餅つきを行なって、伸し板で切り分けた餅をもらってきたり、お店(多分和菓子屋さん)で、のし板に乗せられたものを見かけたり、スーパーで買った板餅を食べる度に切り分けて食べたという思い出があります。
 どれも、早く食べないとカビが生えちゃうと、気にしながら食べていた記憶があります。
 鏡割り(1/11)過ぎには、庭先に鏡餅が水を張った樽の中に浸かっていて、カチコチになった餅を眺めては〝これは食べられるのだろうか?〟と感じていたのを思い出します。そして、お汁粉や、揚げおかきにしていただいた時は、あまりの美味しさに驚いたことを今でも覚えています。
 最近、我が家では、もち米をホームベーカリーを使って餅にして、作りたてのお餅を楽しんでいます。
 個別包装になった商品が手軽に購入できるようになったため、カビや乾燥を気にする必要が少なくなり、長い期間、餅料理を楽しむ事ができるようになりましたよね。
 そこで今回は、色々なお餅のアレンジ料理をご紹介致します。

・餅入りジンジャーポーク 

豚肉(もも)薄切り:200g
おろし生姜:大さじ1/2
酒:20ml
醤油:10ml
砂糖:大さじ1
角餅:2個
サラダ油:少量
万能ねぎ:適量

 冷めても、お餅は固くならないので、お弁当に入れても美味しいです。
 このメニューは、焼き鳥屋さんで食事をしていた際に思いついたレシピです。
 その他のアレンジ方法として、塩・日本酒で下味をつけた鶏ささみを観音開きに切り開き、その中に餅を中に入れ、開いた部分を戻してお餅をささみ肉で巻いて焼いて、上記の調味料で煮絡めても美味しです。
 鶏ささみや胸肉は、脂肪分がない分、そのまま加熱すると固くしまってしまいますが、餅を巻くことでその固さが随分と軽減され、美味しく頂くことができます。

・オニオンと餅のチーズ焼き

玉葱:1個
角餅:2個
コンソメ(顆粒)
:小さじ1/2

溶けるチーズ:適量
ケチャップ:適量

 

 とても美味しい、おつまみになります。
 このメニューは、学生時代にワイン好きの先輩から教えていただいたメニューです。
 塩ではなく、コンソメで炒める事に学生時代〝何て斬新!〟と感じたレシピでした。
 料理にボリュームを出したい場合、人参・ナスなどの野菜を加えたり、ジャガイモを加えたり、チーズを乗せる前にミートソースをかけると立派なおかずの一品になります。

・切り餅がつきたてのお餅になる方法

餅:1個
バター:少量
水:大さじ1
砂糖・醤油:適量

 
 

 このレシピは、NHKのガッテン(その当時は、ためしてガッテン)からの情報です。
 ビックリするほど、伸び~なつきたてのお餅のような食感になります。

 以前、シンクロナイズドスイミングのナショナルコーチが、試合前の補食としてラップに包んだ磯部餅を持たせていると伺ったことがあります。
 良く考えれば、おにぎりと原材料はほぼ同じですもんね。運動をしているアスリートのエネルギー補給に、お餅は便利と言えそうですね。

・カビの生えた餅は、削ってもダメ!
 25年前の学生時代の話です。
 卒業論文の期限が迫っていた年末、机の前で共に悪戦苦闘をしていた韓国人の親友が、『トック(韓国の餅)を食べたいよ~』と涙目で話しかけてきました。故郷の食材を食べて元気になりたいよね… 何と声をかけて良いか分かりませんでした。
 1か月後、その友人が私にビニール袋に入ったトックを見せて、苦笑いをしていました。
 『友達が送ってくれた… でも…』
 そのトックは見たこともない位、青・赤に点々とカラフルになっていたのです。そう、カビです。
 あ~。こんな残念な事はありません。
 私は『食べたいだろうけど、食べちゃダメですよ…』と伝えました。
 昔は、カビが生えた部分を削って食べましたが、カビの根は長く、餅の中まで侵入しています。そして、カビが作り出すカビ毒は熱に強く、一般的な調理方法では分解することができません。発がん性もあります。
 最近の個別包装には、感謝ですね。

 お餅はご飯に換算すると…についてはこちらにございます。
 餅色々:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/3136/

 

◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ女子代表栄養アドバイザー及びアカデミー(男女)栄養アドバイザー
湘南ベルマーレ育成 栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師・上智大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。
URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

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