やっぱりご飯を食べよう!(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)

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1実は年末にちょっとした怪我をしてしまい、1週間ほど入院をしていました。

病院食というと、美味しくない・味が薄い…等、あまり良いイメージをお持ちでない方もいらっしゃるかもしれませんが、私がお世話になった病院は美味しかったですよ。

そこで、あ!これは!!と思った事があったので、コラムにしてみました。

 

結構ご飯が多いですよね。

 

 下の写真は、私が食べた病院食(常食)の一部です。いかがですか?

      夕食
    2
  朝食 昼食 夕食
3 4 5
  朝食 昼食 夕食
6 7 8
  朝食 昼食 夕食
9 10 11
  朝食 昼食 夕食
12 13 13
  朝食    
14    

1日1,800kcal
計算してみると、必要なたんぱく質は勿論の事、ビタミン類やカルシウムや鉄分もとれています。
さらに塩分も適量
です。

 ご飯が多いな~ ふりかけが必要だな~ 肉が少ない~ 食事量が寂しい~
ご自分の食事と写真を比べて、違和感を感じた方は日常の食事に違いがあるからですよね。

 

昭和30年代の食事が理想的な食事

 

理想的な食事は昭和30年代の食事と教えてもらった事があります。
その頃の食事を覚えていらっしゃいますか?
まだ私は産まれていないので経験はありませんが、ご飯(主食)量がとても多い食事です。
さらにおかず(主菜)量は1品程度で、野菜料理の品数が多いというイメージです。

年代別の食材別摂取量については、以下の通りです。

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昭和40年と比較すると、ご飯量が減り、肉・魚・卵のおかず量や牛乳が増えている事がわかりますね。(乳製品については、骨粗鬆症の予防の観点からまた別の機会にお話しします。)
油の量は3倍にもなっています。
エネルギー量に換算すると年間で81,000kcal(体脂肪にすると約10kg)
・月にすると6,750kcal(体脂肪にすると約880g)。
ただ事ではないですね。

ご飯は太るというイメージを過剰にお持ちの方を多く目にしますが、ご飯250gには卵1個に相当するたんぱく質が含まれています。

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おかずの食べすぎの方が、脂肪分のとり過ぎで、エネルギー量が増えてしまいます。

 

ごはんで口中(こうちゅう)調味

 

全ての料理に味付けがされている場合、塩分のとり過ぎになってしまいます。
ご飯には塩分が含まれていません。
ふりかけがないとご飯が食べられないと感じた方は、濃い味が好みと考えられ、普段の食事では塩分のとり過ぎかもしれません。
ご飯とおかずを一緒に食べる事で、口中調味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみに、炭水化物とたんぱく質の組み合わせには味の相乗効果があるんですよ。

炭水化物抜きダイエット?プロテインダイエット?
なんだか最近のダイエットの流行りは逆行しているな~と矛盾を感じていた入院生活でした。


◆執筆者:河谷彰子氏

管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ  アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師

日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。

URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

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