サルサソース(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)
夏野菜代表トマトの旨味を存分に楽しめる、サルサソースをご紹介致します。
タコライスに・タコスのお供に・焼き肉のたれ・ソテーした魚介類のソースとしても使う事が出来ますよ。
火を使わない、夏には嬉しいレシピです。
材料(トマト2個分)
トマト 2個
ピーマン 1個
塩・胡椒 少々
バジル 4枚
トマトケチャップ 大さじ1
タバスコ 少々
作り方
1.トマトをざく切りに、ピーマンは粗くみじん切りにし、細かく切ったバジルと合わせて、トマトケチャップ・塩・
胡椒と軽く混ぜ合わせておく。 以上!
(1/4量:エネルギー:27kcal たんぱく質:0.9g 脂質:0.1g 炭水化物:6.7g ビタミンC:35mg)
(ポイント)
少し時間を置いておくと、味がなじんで美味しいですよ。
私は、さらにバルサミコを入れる事があります。
グルコサミン酸+イノシン酸の組み合わせが決めて♪
旨味成分には右表の通り、色々ありますが、旨味は1つよりも組み合わせると相乗効果があります。
和食:鰹節(イノシン酸)+昆布(グルタミン酸)
洋食:肉(イノシン酸)+セロリ・玉ねぎ・人参(グルタミン酸)
中華:鶏・ホタテの貝柱(イノシン酸)+白菜・長ネギ(グルタミン酸)
鶏ガラスープ(イノシン酸)+椎茸(グアニル酸)
イタリア料理:魚介(イノシン酸)+トマト・チーズ(グルタミン酸)
さらにレモンに含まれるクエン酸やリンゴに含まれているリンゴ酸等の果実酸類には、旨味を高める作用があります。
皆さんも、自然と組み合わせて料理しているのではないでしょうか?
つまり、このサルサソースはグルタミン酸の旨味が含まれているため、タコライスに使用するひき肉やタコスに入れるハムや焼き肉やソテーした魚のイノシン酸とのコラボで、とっても美味しくなるんです。
しかも、
トマト・ピーマン・バジルは緑黄色野菜で、野菜の中でも緑黄色野菜積極的に食べておきたい野菜です。
β-カロテンはビタミンAの役割をする他、身体を酸化から守る作用(抗酸化作用・動脈硬化予防・発がん抑制効果)や免疫を増強すると言われている栄養素です。
野菜をサラダやおひたしなどの野菜料理として食べるのも勿論良いですが、サルサソースにして旨味をプラスしてみませんか?
旨味成分で夏の暑さを乗り切っちゃいましょ!
◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。