変わり海苔巻きでモリモリご飯!四海巻(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)
皆さんは海苔巻きをどのような時に作りますか?
私の母は、運動会・お誕生日会等、ちょっとしたイベントの時に作ってくれました。
作る側からすると、おにぎりのようにチャチャッと出来ない分、面倒くさいな~と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回ご紹介する変わり海苔巻きは、比較的簡単に作る事が出来るので、海苔巻き初心者にも比較的簡単に作る事が出来ますよ。
材料(4切れ分)
寿司飯 150g
ゆかり 適量
海苔 1.5帖
玉子焼き 卵1個分
作り方
1. 焼き海苔半切と半切の1/2(①)を数粒の米粒を付けて縦につなげる。
2. 寿司飯※11/3にゆかり※2を混ぜて色付けする。
3. 1に色づけしていない寿司飯2/3を手前に1/3は奥になるように置き、全面
に広げる。(3か所に分けて、前後に広げてから全体に広げると綺麗に広
がる。)
4. 手前から転がすようにして巻簾で巻く。
5. 巻終わりを下にして、縦に4等分に切る。(切る時は、包丁の刃を酢水で
濡らし、大きく引きながら2~3回に分けて切る。1回切る毎に酢水で刃を
濡らす。)
6. 焼き海苔半切+1/4(②)を数粒の米粒を付けて縦につなげ、5の切り口を
外側にして卵焼き※3を芯にして置く。四角くなるように組んで巻く。
7. 形を整えて、4等分に切り分ける。
※1 寿司飯は炊き立てのご飯に寿司酢を合わせて、団扇などで扇いで水分を飛ばす。混ぜるというより、
切るようにして合わせる。
※2 ゆかりの代わりに、練り梅・カリカリ梅入りふりかけ・サケフレーク・桜でんぶでもOK。
緑色なら紫蘇の実の漬物も便利です。
※3 卵焼きの代わりに浅漬けのキュウリや人参・ハムやチーズでもOK。
海苔の旨味成分
ご飯と海苔を一緒に食べるだけで、ご飯がさらに美味しくなるって感じた事は
ありませんか?
海苔には、グルタミン酸(昆布・チーズ・トマト等に多く含まれている)・イノシン酸(鰹節・鶏ガラ・魚介類等に多く含まれている)・グアニル酸(干しシイタケ・帆立貝等に多く含まれている)の旨味成分が含まれています。
旨味成分は1つより、組み合わせると味の相乗効果がありため、海苔は美味しいと感じるんですね。
ご飯に様々な具材が入り、さらに海苔も加わる事で、おにぎりや海苔巻きは美味しいんですね。
私の第2の故郷である千葉県の郷土料理に“祭り寿司”といって、蝶々や色々な花が描かれている太巻き寿司があります。初めて目にした時、非常に感動したのを覚えています。私自身、作り方をあまり知らないので、これからレパートリーを増やしたいなと考えています。
人が集まる時等、特別な日に、ちょっと変わった海苔巻きを作ってみませんか?
少食の子供達も、モリモリご飯を食べてくれるのではないでしょうか。
◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。