おぎのやの釜めしの釜

河谷彰子タイトル123

私の母校では、決まった学年が夏になると軽井沢にある寮舎へ訪れ、自然に触れたり、キャンプファイヤーをしたり、話し合いをしたりと過ごしていました。大学生の頃には、後輩たちが滞在している時の調理補助のアルバイトをしに行った事もあります。軽井沢への行き方は、鉄道の開通により変化していきました。
初めの頃は、信越本線を使って、横川駅で釜めしを購入し食べたような…(記憶が定かではないが)、またある年は、横川をバスで通り、横川のドライブインで皆と肩を並べてテーブルで食べた記憶があります。
子供の時は、別容器に入ったワサビ漬けの美味しさが分からず頑張って食べたな~。
杏子と栗をどのタイミングで食べるのか?と友達とワイワイお喋りしたな~。
 お弁当なのに、温かいのに驚いたな~。
等と、色々な思い出が詰まっています。
今では新幹線の開通により移動時間も短くなり、移動中に食べる事が私は無いのですが、お土産に購入し、思い出に浸っています。また、スキー場からの車での帰り道に横川のサービスエリアで、昔を思い出させる光景を目にし、重いけどやっぱり今回も買っていこう!とワクワクしています。

・物産店で目にした光景に驚く。
百貨店で行われていた物産展で釜めしを販売していました。その販売方法が、お釜を火にかけて、目の前でまさに調理していたのです。
 〝お弁当箱だと思っていた釜がコンロに乗っている!!〟
と衝撃を受けました。
思い出と共にキッチンの下に保存していたお釜の裏を見ると益子焼の文字!
(写真は我が家の使い込まれた釜のため煤がついています。)
早速、自宅で火にかけると、ちゃんと土鍋でビックリしました。

・重宝な釜
 私は、毎回この釜を割れるまで使います。
 一人鍋・石焼きビビンパ・ケランチム・鍋焼うどん…
中でも石焼きビビンパは、おこげまでできて、とても美味しいです。
1. 釜の内側にごま油を薄く塗り、弱火にかける。
2. ご飯を入れ、上にお好みのナムルやキムチを乗せる。
真ん中にくぼみを作り、卵を入れ、蓋をする。
3. 卵が半熟になったら出来上がり。
4. お好みでコチュジャンを入れて、かき混ぜながら頂く。

 この釜が家族分あると、家族みんながそれぞれおこげを楽しめたり、石焼ビビンパの辛さの調整が出来たり、自分でかき混ぜている感じが少し料理気分を味わう事も出来、子供も楽しい料理になること間違いなしです。
(コンロからおろして、しばらくは熱いので、火傷には気を付けましょう。)

 寒い時期は、夜に鍋料理の頻度が我が家は増えるのですが、夕食に大きな鍋で鍋料理を作り、朝は鍋からだし汁+残った野菜を取り出し、そこにご飯+卵で雑炊(味付けによってはリゾット)を作ります。

荻野屋さんのホームページではご飯の炊き方(https://www.oginoya.co.jp/tougenokamameshi/reuse/how_to_cook_rice/)や、
お釜を使った様々なレシピ(https://www.oginoya.co.jp/recipe/)を紹介しています。
私は、焼き芋レシピに興味深々です。今度作ってみようと思います!

 

 

◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ女子代表栄養アドバイザー・サクラフィフティーン女子代表栄養アドバイザー・アカデミー(男女)栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師・上智大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。
URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

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