我が家の〝サブレ〟

河谷彰子タイトル123

 子供の頃に、母が作ってくれた〝サブレ〟がとっても美味しいのでご紹介致します!
母が学生時代に学校の授業で教えてもらったそうで、レシピが手書きでノートに書いてあります。実家を離れても、あのサブレが食べたい!とレシピを教えてもらい、たまに作っています。

・我が家のサブレのレシピ

1.室温に戻したバター・砂糖をボールに入れ、フォークで混ぜる。
2.卵を溶き(少量を残して)、1に入れて混ぜる。
3.小麦粉・ベーキングパウダーをふるいにかけ(少量を残して)、2に加えゴムベラで混ぜる。
4.混ざったら全体が均一になるよう捏ねる。
5.残しておいた3を打ち粉にして生地を3mm厚さに伸ばす。
6.打ち粉をつけた型で型抜きし、天板に並べ、生地の上に2で残した卵液を刷毛で塗る。
7. 170℃に温めたオーブンに6を入れ、約10~15分焼く。(焼き色を見ながら時間は調整する。)

砂糖は、白砂糖でなくても、三温糖・黒砂糖等、何でもOK。(混ぜて使っても良い。)
アレンジとして私は今回、シナモンを小さじ1弱入れました。こちらも、とても美味しかったです。

・サブレはクッキーよりバターの使用量が多いらしいが…
 サブレと言うと、鎌倉 豊島屋の鳩サブレーが有名ですが、食感は我が家のサブレの方が少し硬めです。
調べてみると、本来サブレはクッキーより小麦粉に対するバターの量が多いようですが、我が家のサブレは異なります。
バターの量に違いがあると、香り・食感等に違いが出ます。
バターが少ないと歯ごたえが出る・バターが多いとサクサクになります。
これは、小麦粉に水分を加えて練るとグルテンが出来て、粘弾力(うどんだと〝こし)〟が出ますが、バターの油分が加わると、グルテンが作られるのを防ぎます。そのため、バターが少ないと少し硬めになるのです。
私は固めの方が、食べた感があるので好きです。

・思い出が詰まった我が家のサブレ
私は子供の頃、バターを多く使ったクッキーが好きではなく、特に老舗の缶入りクッキーが苦手でした。でも、このサブレは好きでした。母の手作りだったからか・バターが少ないからか分かりませんが…そして、この味と同じようなサブレやクッキーに出会ったことがない、唯一無二のサブレです。
 初めは母に作ってもらい、そのうち一緒に作るようになり、高校生になると一人で作るようになり…
日持ちする+運ぶ時にそれほど壊れる事を心配しなくても良い+美味しい!
そんな理由から、私は誰かのお礼にちょっと添えるプレゼントとして、このサブレを作ります。
写真は、クリスマスの時期に作った、手作りアップルパイ+猫型に型抜きし〝MERRY CHRISTMAS〟の文字をスタンプした我が家のサブレです。

とても簡単に作ることが出来る美味しいサブレですよ。

 

 

◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ女子代表栄養アドバイザー・サクラフィフティーン女子代表栄養アドバイザー・アカデミー(男女)栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師・上智大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。
URL:http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

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