花見に団子(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)
そろそろ、花見の季節ですね。
3月15日に日本気象協会より発表された2017年のソメイヨシノの開花が予想は、右図の通りです。(https://tenki.jp/sakura/expectation/)
今年はどこで花見をしようかな~と予定を組んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、手作り団子を片手にお花見しようと考えています。
みたらし団子
(1本3個分のエネルギー:58kcal たんぱく質:1.1g 脂質:0.1g 炭水化物:12.6g)
<材料 18個分>
上新粉 40g
白玉粉 40g
水 60cc
醤油 大さじ1
黒砂糖 大さじ2
水 大さじ2
片栗粉 小さじ1
<作り方>
1.上新粉・白玉粉をボウルに入れ、少しずつ水を入
れ、スプーンで耳たぶ位の硬さになるまで混ぜる。
(水の量は目安量のため増減させると良い。)
2.団子状に丸め、少しつぶして平らにする。
3.湯を沸かし、2を入れ、浮いてきたら氷水に取り
出す。
4.竹串を2つに切り、水で濡らして3を刺す。
5.テフロン加工のフライパンに4を並べ、両面に焦げ
目をつける。
6.小さめの鍋に砂糖・醤油・水を入れ、弱火にかけて
かき混ぜる。少量の水(分量外)で溶いた片栗粉を加
え、とろみをつける。
7.5に6を絡めて出来上がり!
草餅を作りたいけれど、よもぎが手に入らない時、
よもぎを粉末した物が市販されているので、私は使用します。
米粉100gに対して約3g使うだけで、香り良い草餅が出来ます。
よもぎ粉をお茶パック(だしパック)に入れて、熱湯であく抜きをした後、良く絞って上記の作り方の1に加えます。
ちなみに、缶詰のあんこを使っています。
出来立てのお団子は美味しいです。時間が経っても、とっても柔らかくて美味しいですよ。
米粉色々
最近では米粉を使用したパンもよく見かけますね。お菓子の食材を打っているお店でも色々な米粉の食材があります。その違いはおおよそ下図の通りです。
本当に色々な種類がありますね。
米をいかに保存して大切に食べるかを工夫してきた先人の知恵を感じる事ができます。
基本的に米から作られているため、含まれる栄養素に大きな違いはありませんが、モチモチさ等の食感に違いがあります。(アミロペクチンというでんぷんの種類の含有量の違い)
餅とご飯については、こちらをご覧ください。(https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/3136/)
プチ情報として…ホットケーキを作る際に、もち米を入れるとモチモチしますよ。私は魚のムニエルを作る際、小麦粉の変わりに上新粉を使っています。サクッとした食感に仕上がります。
余談ですが…
サポートしていた某プロスポーツチームの食堂で、誕生月の選手からリクエストメニューを伺って提供するというイベントを月1回実施していました。そしてある月“生八つ橋”のリクエストがありました。イベント当日、厨房に行ってみると、上新粉から生八つ橋を手作りしているスタッフの姿が!!
選手は何気なくリクエストし“きっとどっかで買ってきてくれるんだろ~”と想像していたようですが、厨房スタッフの手作りの生八つ橋に、味は勿論の事、スタッフの心に感動していました。そんな心のこもった仕事・食事って本当に感動だなって心がホッコリした出来事でした。
やっぱり手作りですよね。
◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ アカデミー栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。