今が旬!サツマイモ No.2 旬の食材を親子で楽しんで欲しい。

 気温や季節の匂い・雲の形を見て、〝あ~〇〇を食べたいな~〟と感じます。
私の場合、今の時期の〇〇は、柿・サンマ(塩焼き・生姜煮)・栗(栗ご飯・モンブラン)・サツマイモ(オレンジ煮・焼き芋・スイートポテト)です。
 先日、大きなサツマイモをいただいたので、サツマイモを使ったクッキーを焼いてみました。

・サツマイモのソフトクッキー
材料(オーブンの天板2枚分)
・マッシュした、サツマイモ 300g
・黒砂糖 大さじ2
・オリーブオイル 大さじ2
・薄力粉 100g
・シナモン 適量
・卵 少量

 作り方
 1. 洗ったサツマイモを皮ごと蒸して、皮は剥いてマッシャーやフォークを使ってマッシュする。(電子レンジで加熱しても、オーブンで焼いても良い。)
 2. 全ての材料をビニールに入れて、捏ねる。
 3. ビニールの上から麺棒を使って伸ばす。
 4.お好みの形に切り分け、刷毛で溶き卵を塗る。
 5. 170℃に温めたオーブンで25分焼いて完成。

 市販されているクッキーよりも、使用されている油や砂糖は随分控えてあるので、クッキーというより、サツマイモそのものと言った感じです。
 簡単に作る事ができるお菓子なので、是非親子で作ってみてはいかがでしょうか?

・旬の食材は、思い出と共にあるのでは?
 旬の食材の良さについて、以前にコラムにしていますが、良さの1つに食料自給率アップにつながる事が挙げられます。

(旬の食材:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/2326/

 

よく口にする野菜や果物の姿は分かっていても、それらの食材が、どのように成っているのかを知らない事はよくあります。(例:パイナップルの成り方を知らない方が多い。)
 これは、育てた事がない・畑が近くに無い・畑に植わっている植物を知らない等が、理由として挙げられます。
 魚の場合、魚を食べる習慣はあっても、魚釣りをした事がない・魚を料理する機会が少ない・料理をしても切り身で買ってくるので魚の姿を知らないという事もあるでしょう。
 四季と共に色々な旬の食材があるのだから、季節によって、それを美味しく楽しむ事は、とても大切な事ではないでしょうか。
 大人であれば、その食材の栄養素の特徴を知り、美味しく料理をする術を身につけるというのは、とても大切な事のように感じます。
 私の〝あ、〇〇食べたいな。〟という感覚は、子どもの時の思い出も勿論ですが、大人になって教えてもらった事がたくさんあります。食育は、いくつになっても大切だなと感じます。

  〝食べたいと思った食材が身体に必要なものである〟となるには、子供の頃からの食習慣がとても大切です。旬の食材を感じづらくなっている便利な世の中だからこそ、旬の食材を意識して、食事をしていくことが大切なような気がします。
 皆さんの〝あ、食べたいな。〟と思う旬の食材は何ですか?

これまでに、秋の食材をレシピでご紹介しているのは、以下の通りです。
さんまの生姜煮:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/3006/
栗ご飯:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/525/
サツマイモのスムージー:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/3581/

◆執筆者:河谷彰子氏
管理栄養士
(公財)日本ラグビーフットボール協会 セブンズ女子代表栄養アドバイザー及びアカデミー(男女)栄養アドバイザー
湘南ベルマーレ育成 栄養アドバイザー
慶応義塾大学非常勤講師・上智大学非常勤講師
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻、筑波大学大学院で体育研究科コーチ学を専攻後、運動指導及び栄養カウンセリング、食サービスの提案を行う、ジュニアユースからトップチームまでのJリーグ選手やラグビー選手への栄養アドバイスを行う。
http://www.kouenirai.com/profile/2448.htm

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